2016年06月22日
日本企業必見!興隆アジアの新ビジネス事情
マレーシア進出の前に知っておきたい「ビジネス習慣10選」
「生活面のティップス」編
9. 教育移住の一番良いパターン
生活面のティップスについても伺いました。冒頭でもご紹介した通り、マレーシアと言えば教育移住が盛んと言われますが、今でもそうなのでしょうか。
「教育移住は今でも増えています。他の海外の国に比べてインターナショナルスクールの入学金や授業料が安いからです。多民族国家なので、子供の「人間としての器」を広げるのにも良いでしょうね。個人的にオススメなのは、マレーシアに教育移住して、現地の日本人学校に行かせること。レベルの高い日本の義務教育を受けながら、英語を話せるようになるからです。そして高校生になったら、子供が自分の行きたい別の国に行かせるのが良いですね」(澤田さん)
10. 子育てを現地の先輩ママが助けてくれる
特に小さい子供がいる人にとっては、海外生活は不安なことも多いでしょう。しかし、現地で子育てをし、また子供に関する事業を展開する木村さんは、安心して子育てできると言います。
「会社のスタッフが、『子供の面倒を見てあげる』と優しく声をかけてくれます。小さい子供を連れてレストランに外食に行くと、ソファー席を見つけて通してくれることも。マレーシアは子供が多く、扱いに慣れている女性が多いのです。だから女性は安心して子供を現地で産めると思います。また、富裕層ではない中間層であっても、子供をメイドさんに預けて自分は買い物をするなど、自分自身の生活を楽しんでいる女性がたくさんいます」(木村さん)

いかがでしたか? 筆者が初めてマレーシアを訪れたのは、2年ほど前、首都クアラルンプールへの出張でした。治安が良く、食事は美味しく、会う人びとが優しかったことが印象的で、「住みたい」と当時でさえ思いました。東南アジアで2年も経てば、きっと現地は様変わりしているはずで、ビジネス、そして住環境はさらに良くなっているでしょう。今回の取材で、そう感じました。マレーシア進出を検討している方は、この記事を参考にしつつ、ぜひ現地で活躍する日本人にコンタクトを取ってみてください。
(取材・文:岡徳之)