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2016年11月07日

地方創生現場を徹底取材「IT風土記」

岐阜発 聖地巡礼だけじゃない、消費呼ぶインバウンド戦略

NECのおススメITソリューション|岐阜篇

 岐阜出身の友人がいて、子どもの頃の話をよくしてくれる。ずいぶんと山深い所らしく、自分の育った所がいかに田舎であるか、それをおもしろおかしく話しては、東京育ちの私がびっくりするのを見て笑っている。
 すごいでしょ?もう笑っちゃうんだから、と言いながら、その口調はふるさとへの愛に満ちていて、いつも何だかちょっとうらやましい。その影響なのか、テレビや雑誌で岐阜が取り上げられると気になってつい見てしまう。白川郷や、飛騨高山など、派手さはないけれど滋味あふれる景観に惹かれ、知らないのに懐かしい、という何とも不思議な感じにとらわれる……。
 その感覚は日本人だけのものではないようで、岐阜を訪れる外国人観光客の数は、近年では京都、大阪に次いで多くなっているとの事。岐阜をはじめとして、日本の田舎には、世界中の人々を惹きつける観光資源がまだまだ眠っているように思います。
 今回のおススメITソリューションは、外国人観光客へのおもてなしの一環として、本文中でも触れた免税販売業務ソリューション「J-TaxFreeシステム」について詳しくご紹介します。
 その前に「Duty Free」と「Tax Free」の違いをご存じですか? どちらも「免税」と和訳されているので、同じものだと思っている方も多いかもしれません。空港などにある免税店で、輸入品に課せられている関税が免除となるのが「Duty Free」。一方、日本で買い物をするとかかってくる消費税が免除になるのが「Tax Free」です。「J-TaxFreeシステム」は、外国人観光客が日本で買い物をする際、消費税を免税にする為に必要な書類作成を簡略化するソリューション。外国人観光客、そして導入する店舗の方にも楽々な3つのステップで書類が出来上がります。

3ステップで免税書類が完成!免税販売業務ソリューション「J-TaxFreeシステム」

  1. パスポートをリーダーで読み取り
  2. 商品情報等を選択・入力
  3. 印刷ボタンをクリック

 このシステムは購買情報を自動集計するので、お客様の国別の嗜好分析といったデータをマーケティングへ活用する事も可能です。
 また、お客様の活用シーンに柔軟に対応できるPOS連動版、POS組込み版(ASP)等のサービスをご選択いただくことも可能です。
 さらに、今回の高山市のように商店街やデパートといった複数店舗が集まっている場合の「一括カウンター」も対応しています。

一括カウンター対応の特長

  • 一つの操作で複数店舗の購入記録票・購入者契約書の作成が可能
  • 複数店舗の金額を合算した場合でも、免税条件の最低購入金額・上限金額を自動的にチェック
  • 立替消費税の精算のために、各店舗の売上集計表を出力することが可能

 海外旅行にいって、免税書類作成に苦労された経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。免税書類作成をどの国よりもカンタンに。おもてなしの国ならではの発想ですね。

 次回は北海道函館市の取り組みをお届けする予定です。

(By NEC IT風土記編纂室 R)

産経デジタル SankeiBiz編集部
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