

NEC Visionary Week みどころ紹介 NEC Value Chain Innovation編
共感の輪で広がる企業間連携~VUCA時代の共創の姿と企業成長の描き方~
人やモノ、プロセスをつなぎ新しい価値を生み出す NEC Value Chain Innovation
労働力不足や消費環境の変化、グローバル競争の激化、脱炭素社会への対応――。企業は、実にさまざまな課題に直面している。そこに新型コロナウイルスの感染拡大に端を発したNew Normalへの対応も迫られ、これまでの日常とはまったく異なる価値観/社会に向けたスピーディーな変革が求められる状況だ。
まさに先行きが見えないVUCAの時代。この先、企業が成長し続けるためには、企業・産業の枠を超え、製造・物流・販売といった、さまざまなバリューチェーンのプロセスで発生する人やモノのデータを活用しながら、社会課題の解決と新たな価値創造を行っていく取り組みが必要となる。
こうした考えのもと、NECでは「共創」と「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を軸に、人々が豊かに生きる社会を支える「NEC Value Chain Innovation」というコンセプトを基に、製造、ロジスティクス・モビリティ、小売、サービス、金融といった5つの事業領域で、産業の枠を超えた取り組みを積極的に推進している。
企業や産業は、従来の枠組みに捉われずに、どのように新しい価値創出を行っていくべきなのか。「NEC Visionary Week」では、その参考となるセッションを多数用意している。
NEC Value Chain Innovationおすすめセッション
<全体>[PD-02] 企業成長の先をつかむDX ~NEC Value Chain Innovation~(9月13日)
<製造>[BS-12] ものづくりの未来を切り拓く、製造業におけるDXとは(9月14日)
<ロジスティクス・モビリティ>[PD-04] 物流×モビリティ×DXが描く、新しい未来像とは(9月14日)
<小売>[PD-08] お客様との共創と「Smart Retail CX」で未来を実現(9月14日)
<サービス>[PD-10] Price As A Service ~ダイナミックプライシングによる価格の未来~(9月14日)
<金融>[PD-11] SMBCグループが挑む銀行DX。巨大システムのモダナイゼーションから拓く未来(9月15日)
デジタルを活用した企業成長の描き方、その先を創るヒントを提示
まず、未来に向けて必要なデジタルの実装やデータ連携のあり方などを提示するのが、[PD-02] 企業成長の先をつかむDX ~NEC Value Chain Innovation~(9月13日)というセッションだ。
本セッションでは製造、ロジスティクス・モビリティ、小売、サービス、金融の各業界をリードするNECのメンバーがリレー形式で説明していく。企業が抱えている課題に向き合い、「共感する未来」を起点としたビジネスの共創について、NECが大切にしている想いや先進DX事例を交えながら、企業成長に必要となるDXの本質に迫っていく。
従来の産業の枠組みに捉われないデータを活用した今後の成長の描き方、その先を創るヒント、目指すべき未来までをトータルに掴むことができるだろう。
各業界で進むバリューチェーン・イノベーションを具体的に紹介
各業界ではどのような価値創りや共創が進んでいるのだろうか。「NEC Visionary Week」では、事業領域ごとのセッションを用意しており、その内容を詳しく理解することができるようになっている。
まず製造では、[BS-12] ものづくりの未来を切り拓く、製造業におけるDXとは(9月14日)が用意されている。

本セッションでは、製造業におけるDX全体像、およびそれを踏まえたNECが考えるものづくり領域のDXコンセプトやDXがもたらす価値とは何か、をご紹介。また、ものづくりDXの実現にあたっては「マインドの醸成」「活用プロセスの定着化」「仕組み整備と活用」が重要であり NECからご支援できる内容とともに DXに挑戦されているお客様との共創活動が語られる。
ロジスティクス・モビリティでは、[PD-04] 物流×モビリティ×DXが描く、新しい未来像とは(9月14日)に注目したい。
いまロジスティクス・モビリティ界は、少子化に伴う労働力不足や大幅な需要変動への追従、グローバルサプライチェーンのリスク顕在化、トラックのCO2排出量削減など、さまざまな社会課題に直面している。一方で、電気自動車(EV)のトラックや、コネクテッド・自動化・シェアリング、また、物流現場自体のデジタルによる進化といった、DXへの期待も高まっている。
そこで、本セッションでは物流の未来に向けて、日本通運、CUBE-LINX、ローランド・ベルガーなど、今後の業界のカギを握るプレイヤーが登壇。アナログ故に突破できない課題や、DXをキーワードに、物流とモビリティ領域における共創や新たな価値創造の可能性について、各社の想いが語られる。

高橋 啓 氏
小売では、[PD-08] お客様との共創と「Smart Retail CX」で未来を実現(9月14日)が参考になる。

小売では人手不足の慢性化とともに、新型コロナウイルスの発生も合わせ、消費者の購買行動も大きく変化している。本セッションでは、最新のデジタル技術の活用による「業務の省力化」、消費者一人ひとりに合わせたカスタマージャーニーを描く「顧客体験の向上」、決済情報の不正取得リスクを防ぐ「非接触・不正防止」などをテーマに事例をひも解きながら紹介。未来に向けたリテールの取り組みを提案していく。
サービスでは、[PD-10] Price As A Service ~ダイナミックプライシングによる価格の未来~(9月14日)に注目したい。
新型コロナウイルスの長期化により、さまざまな業界でサービスと価格の再定義が必要となっている。その中でも大きな影響を受けているのがホテル業界だ。本セッションでは、需要と供給の状況に応じ、ビックデータ×AIで機動的に適正な客室価格を設定するダイナミックプライシングの事例を紹介。ホテル基幹業務システムを長年構築してきたNECと、チケット業界で多くのダイナミックプライシングの導入実績を有するダイナミックプラス社の業務提携で始まった新サービスの現在と未来像が語られる。

平田 英人 氏
NEC Value Chain Innovation による新たな価値創造の取り組みをセッションで体感
ビジネスのデジタル化や新たな価値創出を行うためには、レガシーシステムのモダナイゼーションが不可欠となる。その最前線レポートとして見逃せないセッションが、[PD-11] SMBCグループが挑む銀行DX。巨大システムのモダナイゼーションから拓く未来(9月15日)だ。

増田 正治 氏
本セッションでは、SMBCが社会インフラでもある巨大な勘定システムのモダナイゼーションに取り組む狙い、その先に見据えるビジョン、銀行DXを加速させる異業種との共創などについて、SMBCグループを牽引するCIOによって語られる。スケールの大きいモダナイゼーションと、加速していくDXは業種問わず参考になるだろう。
先が見通せないVUCAの時代で、企業・産業が持続的な成長を続け、豊かな社会、ワクワクする未来を創っていくためには、企業単独のイノベーションでは限界がある。企業・産業の枠を超えた共創の方法を、「NEC Visionary Week」で体感してみてはいかがだろうか。