NEC Visionary Week みどころ紹介 DXビジネス変革編 ビジネス変革を生み出すための効果的なDX推進方法とはー
戦略、組織・人材など多面的な観点からDXの実践的なヒントを読み解く
新型コロナウイルスの影響が長期化する中で、企業経営を取り巻く環境も劇的に変化した。こうした状況の中、多くの企業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)を強力に推進することで、イノベーションの創出や顧客との接点拡大、抜本的な業務変革を実現し、経営環境の激変に対応しようとしている。
とはいえ、DXの道筋は決して容易ではない。デジタルテクノロジーの導入だけでなく、戦略・ビジョンの明確化、ビジネスモデルと人材・組織の変革、それに基づくデータやシステムの改革などを同時並行で進める必要があるからだ。このためDXへの関心はあるものの、まだ情報収集やPoCの段階で止まっていたり、始めてはみたものの、なかなか効果が現れてこない、といった企業が少なくない。
そこで「NEC Visionary Week」のDXセッションでは、DXによるビジネス変革を進める上で重要となる、「戦略立案」「組織・人材変革」「顧客接点改革」を効果的に展開し、いかに成果を生み出せばよいかを、業界のDXリーダーや多くのDX支援実績を持つコンサルタントたちの声を通して、実践的なヒントを提供していく。
ここではその中から、注目のセッションをピックアップしてご紹介したい。
DXビジネス変革おすすめセッション
<先進企業DX>[PD-01] 変革のリーダーたちはDXを駆使し、激しく変化する業界にどう立ち向かうのか(9月13日)
<都市DX>[PD-24] 都市のDXへの挑戦~ヒルズネットワークの実現価値~(9月17日)
<世界のDX>[PD-26] 変わりゆく世界のビジネスモデル(9月17日)
<実践DX>
[BS-01] これからを“もの”にするDXアプローチ(9月13日)
[BS-06] CRM/SCM領域でDXを実現するには? ~DX戦略構想策定アプローチ~(9月15日)
[PD-12] 事例で語る!「データドリブン経営」実践の舞台裏(9月15日)
[PD-17] モダナイゼーション~いまこそDX企業に生まれ変わる(9月16日)
[BS-10] DXによる変革のカギは人材育成!その成功要因とは?(9月17日)
DX先進企業の生の声から、進むべき方向性を見極める
まず、実際にDXに取り組む先進企業の生の声を聴けるのが、[PD-01] 変革のリーダーたちはDXを駆使し、激しく変化する業界にどう立ち向かうのか(9月13日)というセッションだ。
このセッションには、楽天グループのエコシステムサービスをテクノロジーの側面から牽引する平井 康文氏と、日経イノベーション・ラボ所長である日本経済新聞社 渡辺 洋之専務の登壇が決定しました。また、小松製作所においてデータを軸にしたサービス事業の陣頭指揮を執る四家 千佳史氏も揃って登壇。そこに、NECのDX戦略をリードする吉崎 敏文も加わり、それぞれの業界において、今どのような変化が起こっているのか、激動する業界の中で具体的にどう立ち向かえばいいのかなどについて、「経営・ビジョン」「テクノロジー」「人材」など多様な観点からディスカッションを行う。
DX事例という観点では[PD-24] 都市のDXへの挑戦~ヒルズネットワークの実現価値~(9月17日)も注目されるセッションだ。
ここでは、日本を代表する総合ディベロッパー 森ビルの北尾 真哉氏が登壇する。
森ビルは2021年4月、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、表参道ヒルズなどを利用するオフィスワーカー、商業施設の来訪者、居住者などを対象に新サービスの提供を開始した。その基盤となるのが、自社が運営・管理する各種施設の利用データを統合・分析するためのデジタルプラットフォーム「ヒルズネットワーク」である。
同プラットフォームでは、利用者が共通して利用する「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を通して、利用者ごとに最適化されたサービス提供や体験価値の向上、施設運営の最適化などを目指している。
そのプロジェクトリーダーである北尾氏から、同社が展開する“人”を中心とした「都市のDX」と、その実現に向けたヒルズネットワークプロジェクトにおいて、これまでに実現した価値や困難だった課題、今後の展望などが詳しく語られることになるはずだ。
世界のビジネスモデルからDXのヒントをつかむ
DXを推進するヒントは海外にもある。DXでは一歩先を進んでいるグローバル企業では、果たしてどのような取り組みが実践されているのか。その問いに応えるセッションとなるのが、[PD-26] 変わりゆく世界のビジネスモデル(9月17日)だ。
いま世界では、データ利活用、スマートシティ、サーキュラーエコノミーなど、新たな多層化するビジネスモデルが次々と登場している。欧米と比較して日本のDXは“周回遅れ”といわれているが、まだまだ日本企業にもチャンスは残されている。
本セッションでは、多くの世界企業のビジネスモデル変革を手掛けたBusiness Models Inc.のCEOが登壇。注目すべき世界最先端のビジネスモデル事例より選別された事例のご紹介をいたします。
各領域に精通したNEC戦略コンサルタントが多数登壇
冒頭に触れたように、DXを進めていくためには、多様な領域で変革を進めていく必要がある。そこでDXで数多くの実績を持つNECのコンサルタントが、実際の経験を踏まえ、さまざまなヒントを提示するセッションも多数用意されている。
例えば、[BS-01] これからを“もの”にするDXアプローチ(9月13日)では、顧客の体験価値を超え、成功・驚き・幸せを継続的に提供し、ESGにも応え続ける企業に飛躍するためのビジネスモデルについて、具体的かつ実践的なDXアプローチが提示される。
次に[BS-06] CRM/SCM領域でDXを実現するには? ~DX戦略構想策定アプローチ~(9月15日)では、競争の激しい社会で勝ち残る企業となるための、顧客接点やSCMの変革に必要となるDX戦略の策定アプローチが、最新事例を通して紹介される。
一方、[PD-12] 事例で語る!「データドリブン経営」実践の舞台裏(9月15日)では、データドリブン経営の実践で欠かせない「戦略策定」「データ」「基盤」という3つの視点を、各領域の専門家が一堂に介して紹介する。
また[PD-17] モダナイゼーション~いまこそDX企業に生まれ変わる(9月16日)というセッションでは、デジタル時代にビジネスを躍進させるためのモダナイゼーションの戦略策定からシステム刷新など、成功の要諦が戦略コンサルタントとモダナイゼーションの専門家による対談形式で紹介していく。
さらに、DXを実現する上で重要なテーマとなる人材育成については、[BS-10] DXによる変革のカギは人材育成!その成功要因とは?(9月17日)が参考になるはずだ。DX人材の育成状況は各社さまざまだが、「これから検討」「人材を育成・採用中」「既にDX人材が活躍中」といったそれぞれのフェーズにおいて、NECが考える成功要因を提示していく。
DXを成功に導くには、いち早く先進的な取り組みを進めてきた企業の生の声や、それぞれの領域の専門家によるノウハウ・知見を活用することが確実な道標となるはずだ。