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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2016」レポート

「IoT時代のものづくり+バリューチェーン創出」を先進技術で支援

2016年11月25日

IoTがビジネスを変えようとしています。その活用シーンも製造業、小売業などへと広がる中、NECは、「造る」「運ぶ」「売る」の3つの領域でソリューションを提供しています。今回はC&Cユーザーフォーラム&iEXPO2016で展示したバリューチェーン・イノベーションのソリューションの一部を紹介します。

造る~製造プロセス全体の設計・管理から業務効率化までをトータルに支援~

NECは、次世代のものづくりを支えるソリューションとして「NEC Industrial IoT」を提供しています。IoTを活用した次世代のものづくりにおいて、NECでは、2つのイノベーションがあると考えています。

各工場の生産ラインにて収集・分析したデータを自律的制御につなげ、世界中の工場で最適な生産を実現する「Process Innovation(つながる工場)」と、IoTを製品に埋め込むことで、製品の新たな使い方やサービスを提供し、付加価値を高める「Product Innovation(つながる製品)」です。

今回の展示では、特にProcess Innovationに焦点を当て、製造プロセス全体の設計・管理、各工程における業務の最適化、コスト削減など、NEC自社工場での活動を通じて創出されたソリューションを紹介しました。

「NEC Industrial IoT」で提供されるソリューション
IoTの活用により「KPI管理」「異常の早期発見」「オペレーションや設備稼働の効率化/最適化」を実現し、設計・計画・生産・検査・出荷に至るものづくりの全プロセスを支援します。

NEC Industrial IoTにおいて、設計・生産計画とものづくり現場をつなげる役割を担うのが、PLM「Obbligato III」、SCM「IFS Applications」、MES「IFS Applications for MES」の連携による仕組みです。これらをシームレスに連携することで、設計情報を素早く現場に伝えられるようになります。また現場の状況を即座に可視化することにより、不測の事態にも柔軟に対応が可能となります。

NECは、AIを活用した需給・生産計画の実証にも取り組んでいます。具体的には、NECの独自技術「異種混合学習」によるシミュレーションを用いて、3か月後の製品需要を予測して在庫の最適化を行った結果、在庫を半減できることがわかりました。

各工程の業務の最適化に向けては、IoTを活用して「KPI管理」「異常の早期発見」「オペレーションや設備稼働の効率化/最適化」を実現します。

例えば、「KPI管理」では、管理すべきKPIを自動集計して定期確認することで、改善PDCAのさらなる高速化を促進します。

「異常の早期発見」の領域では、人手では管理できない膨大な項目を自動監視することで、異常を早期発見し、迅速な対応につなげます。

「オペレーションや設備稼働の効率化/最適化」では、音声による作業指示、NEC独自の耐騒音音声認識技術「VoiceDo」を用いた音声入力による作業報告書作成など現場のハンズフリーの仕組みを紹介しました。
また、IoTを活用して設備を網羅的にリモートで点検することで、保守の効率化に取り組んでいる様子もデモを交えて紹介しました。

さらに、初めてIoTに取り組むお客様が、設備データの収集・加工・蓄積・可視化・分析に必要な仕組みを簡単に導入できる「ものづくりIoTスターターキット」も展示し、いち早くIoT活用に取り組み、成果を確認できるソリューションについても紹介しました。

ものづくりIoTスターターキット
「IoTをビジネスに取り込みたいが、何から始めれば良いかわからない」というお客様に対しデータ収集、蓄積、分析などに必要な仕組みが揃うソリューションを提供しています。

また、工業製品や部品の表面に自然発生する微細な紋様(物体指紋)を認識する「GAZIRU個体識別サービス」は、人の目には同じに見える部品でも、すべて別の個体として認識できるデモをご紹介。生産から物流・販売・顧客サポートまで、「造る」「運ぶ」「売る」の領域でバリューチェーン全体の管理を改善できるとあり、大いに来場者の注目を集めました。

運ぶ~「IoT」で実現する次世代のグローバル物流の効率化と品質の向上~

「運ぶ」においては、IoTを活用し物流の最適化を図ります。例えば、製造業を代表例とするグローバルなサプライチェーンにおいて、スマートフォン等をIoT端末として活用し、物流の可視化・統合管理を可能とする「サプライチェーン統合管理」を提供します。

また、現場で活用できるソリューションも紹介しました。「倉庫」においては、画像と重量で商品を瞬時に判別する「画像・重量検品ソリューション」、「輸配送」においては、納品先の情報と地図情報と簡単に紐付け共有化できるソリューションなど、次世代のロジスティクスにおける新技術を活用したソリューションを多数展示しました。

バリューチェーンを支える次世代ロジスティクス
グローバルな物流管理を実現する「サプライチェーン統合管理」、入出荷時の検品にかかるコストを抑制することが可能な「画像・重量検品ソリューション」、輸配送における情報共有ソリューションを提供しています。

売る~次世代の店舗経営から小売業の決済までリテール領域に貢献~

小売店のPOS端末から集めた売上データやカレンダーデータなどを異種混合学習技術で分析することで、売上を最大化するセール価格を算出する「特売価格最適化ソリューション」。本ソリューションにより、消費財メーカーは小売店に向けて、説得力のある特売価格提案をタイムリーに行うことが可能になります。

特売価格最適化ソリューション
POSデータやカレンダー情報、気象情報といったさまざまな情報を基に、店舗の利益や顧客満足度を最大化する特売価格を提案します。

また各種電子マネーや磁気ストライプ、接触/非接触ICのクレジットカードなど、グローバルな決済方式に対応した「自動販売機向け決済ソリューション」も展示され、多くの来場者がデモを体験。スムーズな決済処理の様子を、来場者は興味深く見ていました。

自動販売機向け決済ソリューションのデモ
グローバル標準の多種多様な決済方式に対応することで、販売の機会損失を削減。売上向上につなげることが可能です。

今回紹介したソリューションの多くは、NECが自ら現場に適用し、実証を進めているものです。今後もNECは、活用で得た知見をソリューション化することで、お客様企業のものづくりや流通の現場、リテール領域におけるドラスティックな変革を支援していきます。

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