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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2016」レポート

高精度な画像認識技術などで安全・安心な社会と暮らしを実現

2016年12月21日

NECは、社会の安全・安心を守るための革新的なソリューションを開発しています。C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2016では、大勢の人が集まる大規模イベントの入場管理、重要施設のセキュリティ、人手による点検が困難な社会インフラの保全監視などのためのソリューションを紹介しました。

通り過ぎるだけで本人認証を行う「ウォークスルー顔認証」

社会の安全・安心を守るためのソリューションのうち、まず、大規模イベントの入場管理に提案しているのが「ウォークスルー顔認証」です。ゲートに設置したカメラで、立ち止まることなく歩きながら高精度に個人の顔を認証。セキュリティを高めながら、利用者に負担をかけないスムーズな入場管理を実現します。認証スピードが高速なため、人手でチェックする場合に比べて入場の混雑緩和にもつながります。

「ウォークスルー顔認証」の体験コーナー
バーコードをかざせば、瞬時に顔画像を照合し、立ち止まらずにゲートを通り過ぎるだけで本人認証を行えます。

このソリューションは、2016年の世界的スポーツイベントでも活用されました。具体的には、日本人メダリストの記者会見に参加するメディア関係者向けの入場管理に採用され、事前に撮影・登録した顔画像とゲートのカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を実施することで、IDカードの貸し借りや偽造、盗難によるなりすましなどの不正入場を防止。安全な大会運営に寄与しました。もちろん、NECは2020年に向けても、このソリューションの活用を提案していく考えです。

このソリューションのベースとなっているのは、NECの顔認証エンジン「NeoFace」です。世界No.1の精度及び速度を誇り、米国国立標準技術研究所(NIST)が実施した顔認証技術ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得(※)しています。

※プレスリリース
NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで3回連続の第1位評価を獲得

人に代わって点検するドローン利活用ソリューション

「ドローン」を活用したソリューションもあります。自律制御可能な産業用ドローンを用いた社会インフラの維持管理のための仕組みです。

ドローンを活用した点検の支援ソリューション
自律飛行で点検箇所に接近し、適切な距離を保って点検画像を撮影したり、接触して打音点検を行います。レーザを使った位置推定を利用した自律制御により、GPSが使えないトンネル内部でも活躍します。

このソリューションで利用するドローンは、地上からレーザをドローンに照射してドローンの位置を計測するとともに、ドローンに搭載したセンサで建物の壁や天井などとの距離を計測しながら障害物を検知し自律的に飛行します。このドローンに、赤外線カメラやセンサ、サーモグラフィなどを搭載すれば、送電線の劣化やコンクリート外壁のクラックなどを発見することができます。また、ドローンで撮影した画像を元に3Dモデルを作成することができ、測量、堆積物の計算、災害時の地形変化の計測などに活用することもできます。

目視点検だけでなく、打音点検を支援するソリューション開発も進めています。「打音点検用ハンマーとマイク」と「近接目視点検用カメラ」を搭載したドローンが自律飛行で対象構造物に近接し、自動でハンマーを打ち、点検を行うのです。

これまで人が高所作業車や梯子などの足場を使って高所にアクセスしないとできなかった点検をドローンが代わって実施できるため、人が危険な作業を行わずに済み、さらに足場のコストが削減できると期待されています。現在、実用化に向けた実証実験を進めており、従来の点検員による打音検査と同等の点検できることを立証した上で、2019年の社会実装を目指しています。インフラを管理する自治体、高速道路管理者、鉄道会社などへの提供を考えています。

重要施設周辺を24時間監視し、不審な動きを漏れなくチェック

高度な画像認識技術を、社会インフラなどの重要施設の監視に活用するソリューションもあります。その1つが「高度映像解析 行動検知システム IAPRO」です。

これは、カメラ映像から人、車、物など動くものをリアルタイムで認識・追跡し、高精度な行動検知を実現するもの。異常があれば即座に通知し、監視作業をサポートします。人が見ていない間も自動監視を継続するため、問題の予兆を素早く検知し、セキュリティレベルの向上を実現します。また、大量映像の中から自動検知が可能なので、監視コストの抑制にもつながります。

会場ではサンプル映像を使ったIAPROの監視デモが展示されました。施設周辺を徘徊する人物、塀を乗り越えようとする人物を捉え、アラートを上げるとともに、その行動を追跡し映像として記録。重要施設の監視用途のほか、駅プラットフォームから線路内への立ち入り/転落検知、ひったくり検知、不審物置き去り検知、危険な混雑の早期発見などにも活用できることから、施設セキュリティに関心を持つ来場者の注目を集めていました。

今後も、NECは、最新かつ革新的な技術で、事故や事件、自然災害から人や社会インフラを守り、安全・安心で快適な社会や暮らしの実現に貢献していきます。

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