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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2016」レポート

顔認証、映像解析技術を駆使して人々が「集まれる」社会を実現

2016年12月28日

NECが持つ顔認証技術や画像・映像解析技術は、社会を守る「パブリックセーフティ」の領域に大きな革新をもたらしています。その技術を駆使して、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会においても、安全なイベント運営に貢献していきます。C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2016におけるセミナーのレビューを通じて2020年にかけるNECの思いをご紹介します。

リオの視察で得たさまざまな“気づき”を東京で活かす

NECは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、「パブリックセーフティ先進製品」および「ネットワーク製品」のカテゴリーで「東京2020ゴールドパートナー」を務めます。世界No.1*の精度及び速度を誇る顔認証をはじめとする生体認証技術やSDNなどによる、先進のネットワーク技術を融合したセーフティソリューションで、安全・安心かつ効率的な大会運営に貢献する構えです。

*後述参照

NEC
東京オリンピック・パラリンピック推進本部
本部長代理
水口 喜博
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への貢献
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への貢献

セミナーでは、水口 喜博が、取り組みの状況や具体的な技術などを紹介しました。

まず、NECは優れたセーフティソリューションの開発のため、リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会に担当者を派遣。現地を視察し、関係者の入場管理や警備指揮・指令、エリア監視といったさまざまな領域において、どのような課題があるのかを検証しました。

その1つとして、NECが課題として捉えたのが、なりすましや不正侵入のリスクを低減するために、セキュリティチェックのレベルを、ゲートの場所や担当者に関係なく、いかに均一にするかという点です。

そこで、有効になると考えているのがNECの顔認証技術を活用した本人確認です。

NECは、顔認証技術に関して約25年にわたる研究実績を持っており、米国国立標準技術研究所(NIST)が各国のベンダーの開発した顔認証エンジンを集めて実施する、ベンチマークテストにおいて、精度、速度の両方で3回連続の第1位を獲得。世界40カ国 100以上のシステムでNECの顔認証ソリューションが活用されています。

リオ2016においても、東京2020のPR拠点として設置されたジャパンハウスにおいて、NECの「ウォークスルー顔認証システム」が採用されました。カメラの前で立ち止まることなく、歩きながらゲート通過者の顔を認証できる技術によって、なりすましを厳密に防止するとともに、スムーズな入場管理が行え、関係者からも好評でした。

映像を分析して人の流れや混雑を予測し、あらかじめ適切に誘導

カメラ映像を使ったソリューションも有効だと考えています。

具体的には、定点監視カメラのほか、ドローンや警備員の携帯するスマートデバイスのカメラ映像を位置情報と合わせてリアルタイムに共有。その情報を基に、警備本部が各警備員に対し、スピーディかつ的確な指揮・指令を行える仕組みを、東京2020において提案する考えです。本部が常に現場の状況を視覚的に把握できれば、無線音声による報告、確認、指示というプロセスを経るよりも迅速かつ的確な対応が可能になります。

また、カメラ映像と群衆行動解析技術を組み合わせれば、混在ピーク時間帯のコントロールなどもスムーズに行えます。カメラ映像に基づいて、人の流れを可視化したり、シミュレーションを行いながら、人の流れや混雑具合を予測。現地のデジタルサイネージには、その予測に合わせた内容を表示して、適切な誘導を行い、混雑の緩和を図るのです。

群衆行動解析ソリューションは、すでに実績もあります。東京都豊島区では、東日本大震災の折に、池袋駅前が帰宅困難者であふれて混乱してしまったことを教訓に、群衆行動解析ソリューションを導入。池袋駅前の混雑状況を定常的に防災センターなど関連機関で把握、予測できる体制を整えています。

ほかにもアルゼンチンのティグレ市では、映像解析で犯罪の可能性がある事象を検知し、犯罪の未然防止に役立てています。

アルゼンチンのティグレ市における事例 2人乗りとノーヘルメットの組み合わせから「ひったくり」の予兆を検知したり、顔認証を使って容疑者や行方不明者を検知するなど、映像解析を社会の安全に役立てています。
アルゼンチンのティグレ市における事例
2人乗りとノーヘルメットの組み合わせから「ひったくり」の予兆を検知したり、顔認証を使って容疑者や行方不明者を検知するなど、映像解析を社会の安全に役立てています。
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これらNECの東京2020に向けて実現するパブリックセーフティにおけるコンセプトは「集まろうぜ」というもの。人々が集まるところにアイディアやチャンス、熱気、感動が生まれます。NECは最新技術で人が安全に集まれる環境を実現。東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会はもちろん、社会や人々の暮らしをしっかりと守っていきたいと考えています。

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