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ロジスティクスソリューションフェア2017レポート

多様化する物流ニーズにこたえる最新AI・IoT活用
~NECグループの物流ソリューションのご紹介~

2017年09月15日

 NECグループは、2017年8月29日(火)~30日(水)に東京ビッグサイトで開催された「ロジスティクスソリューションフェア2017」に出展いたしました。多くの皆様にご来場いただき、厚くお礼申し上げます。以下、本展示会に出展しましたソリューションの一部をご紹介します。

当日の会場内の様子。多くの皆様にNECグループブースへお越しいただきました。

今、物流業界では何が起きているのか

 ネット通販の拡大、急増する荷物量、そして物流現場の人手不足――物流業界は、かつてない変革の時代を迎えています。

 たとえば当日配達や配達日時の指定といった、ネット通販のサービス拡大により、消費者の要求は多様化かつ厳しくなるばかりです。また、フリマアプリのように、スマートフォンを使って個人間で気軽に物の売買を行えるサービスも増えていることから、さらに小口の宅配ニーズは増えています。こうした多様な要望によるきめ細かいサービスは、トラック等運送用車両の積載率はどうあれ、配送に出かけなければならず、配送効率の悪化、そして何より人手不足を招いています。

 そこで今、物流業界では、AIやIoTをはじめとしたデジタル技術を活用することで、人手に依存している業務を自動化・最適化し、現場業務の変革を進めています。

 NECグループは、IoTを活用し、ロジスティクスの起点である「現場」の情報を全体で共有・可視化するソリューションを提供。さらにAIで分析した情報を「現場」にフィードバックし、人・モノ・ルートの最適化の実現を支援しております。

配車計画・配送計画立案を支援し、効率的な配送を実現!

 積載率をもっと高めたい、効率的に回りたい、誰でも配送計画を立てられるようにしたい。

 物流の生命線ともいえる配送計画は、送付先の割り当てや配送先の巡回順、経路等、様々な要素を柔軟に考慮し的確に立案するノウハウが欠かせません。

 ここでご紹介する「配送計画システム ULTRAFIX」は、受注データを取り込み、地理的条件や道路事情、時刻指定等、さまざまな物流制約を加味しながら、配車計画/配送計画立案を効果的に支援するシステムです。

 複数の物流条件に基づき、各種確認やルート変更等のシミュレーションを誰もが画面を見ながら、スピーディに行うことができます。また、トラック毎の積載状況やルートを表示し、オーダーの状況やルート・走行順を地図上で確認できるほか、リアルタイムで輸配送状況の進捗や納品先情報も確認することができます。このように、これまで熟練者のノウハウに依存していた配車計画が自動化されることで、誰でも最適な物流計画を立てられるようになります。

ルートやトラック、着時間を決定し、効果的で確実な計画立案をする。
実際の画面の様子。リアルタイムで運行状況や、トラック毎の積載情報が一目で分かる。
配送計画システム ULTRAFIXデモ

生体情報IoTで、交通・物流をさせる働き手の安全・安心をサポート!

 ウェアラブルデバイスを用いて、心拍数や表面温度・湿度、異常な動き等の生体データを取得。ここにAI技術を適用し、取得したデータを高度に分析・予測し、運行中のドライバーの疲労度(眠気)を判定します。そして必要に応じてドライバー自身もしくは運行管理者への注意喚起を行うことで、体調急変時の迅速な対応をサポートする等、離れた働き手をリアルタイムで見守ることを実現します。

生体IoTでドライバーや作業者の見守りを実現
会場内ブースでの、本ソリューションご紹介の様子。
ドライバーの生体情報に応じてアラートを出し、管理者・ドライバーともに健康状態を把握できる。

AIを活用し需要を予測、廃棄ロスを防ぐ!

 在庫切れによる販売機会の損失や、在庫過多による廃棄ロスは最小限に抑えたい。これは、物流業界はもちろんのこと、製造業や小売業においても課題の一つと言えるのではないでしょうか。

 そこでNEC独自のAI技術を用いて、商品の時間帯別販売実績や廃棄、欠品情報、気象情報等の相関関係を解析することにより、高精度な需要予測を実現します。

需要予測システムレポーティング画面。日別・製品別の出荷量を予測し、出荷予実の時間推移を可視化するほか、各予測結果において、影響因子およびその影響度も可視化する。

 NEC独自のAI技術である「異種混合学習」は、多種多様なデータの中から精度の高い規則性を自動で発見し、その規則に基づいて、状況に応じた最適な予測を行います。これにより、試行錯誤に限界があり人手では困難であった複雑な予測についても高精度な結果を得ることができます。また、予測の根拠をわかりやすく示すことができ、なぜそういう予測に至ったかの理由を確認できるという特長があります。

 実際に、NECは「異種混合学習」を各業種に適用拡大しています。たとえば小売業では、商品の時間帯別や日別の販売実績、気象情報等から商品の需要傾向を学習し、その学習結果に基づいて今後の商品需要を高精度に予測。そして予測した需要量、その時点の商品在庫量、納品予定情報等から適正な発注量を自動決定します。

 このように、AI技術の活用により、予測の難しい商品の需要予測を、高精度・自動で実現できるため、需要予測の誤りによる欠品や過剰在庫、廃棄ロスを低減し、配送の無駄も削減できます。また、これまでベテランが経験や勘で需要予測をしていたところを、経験の浅い担当者でも精度の高い適切な需給調整を実現できます。さらには、高精度な需要予測が可能となることにより、物流における人・在庫・車両といったリソースの最適な手配につながります。

会場内ブースでの「AI適用SCMテンプレート」ご紹介の様子。
本テンプレートには、NECのAI技術「異種混合学習」を活用した需要予測が含まれており、さらにNECの長年の需給領域における経験とノウハウを加えて、テンプレートしてご提供することで、需給領域における業務課題解決の一助となる。

ロボティクスや画像認識を活用した自動化・省力化

 国内においては、労働力人口の減少による人手不足が深刻化しています。物流現場においては、入荷から保管、出荷に至るまでに多くの作業が発生します。市場から要求されるサービスレベルは年々高まっている一方、物流現場では人手が集まらなくなっており、従来のサービスの維持さえも困難になっています。

ロボティクスや画像認識を活用した物流現場のイメージ

 そこで会場では、ロボティクスや画像認識を活用することで自動化・省力化を実現した物流作業のプロセスを、実機を用いてご紹介。会場にお越しの皆様には、近未来の物流現場のイメージをご覧いただきました。

 商品はピッキングロボットにより自動で必要数が仕分けされ、人手で行っていた検品作業は画像認識により自動化されます。最後は自動追従ロボットにより、人の手を介することなく出荷場まで運ばれます。このように一連のプロセスを自動化・省力化することにより、人手に頼らないオペレーションを実現し、人手不足に悩む物流現場をサポートします。

ロボット・画像認識を活用した物流現場の自動化、省力化ソリューション
会場内で行われた、実機によるピッキングの様子。
ピッキングした商品をNECの画像認識技術で検品。

予測型倉庫運営プラットフォームにより運営最適化を実現!

 今、現場で何が起きているのか。もし、作業遅延等が発生した際、倉庫全体への影響度合い等、この先どうなるのか。また、その場合はどのような対策を立てるべきか、そして、その対策は適切なのか。

 日々の倉庫内作業を適正にコントロールするためには、今の稼動状況を正確に把握し、稼動状況の将来予測に基づく最適な計画をリプランし、タイムリーに現場作業をコントロールしていくことが必要です。

 「Predictive Warehouse Management(PWM)」*は、倉庫運営上のあらゆるデータを統合管理し、現実の倉庫における出来事をデジタル上で再現する仮想倉庫(デジタルツイン)により、現状の可視化と将来状況の予測を可能とし、データドリブンな意思決定による運営最適化を実現します。

*アビーム・コンサルティング株式会社が提供するソリューション。

「Predictive Warehouse Management」のイメージ。仮想倉庫により、最適な倉庫運営を実現する。

 「Predictive Warehouse Management(PWM)」を活用することにより、作業開始前だけでなく、作業中に遅延が発生した場合などにも、計画の妥当性を素早く検証し、リアルタイムに最適化を図ることが可能になります。また、各種リソースの状態を監視することで、予知保全や事故防止、作業効率化などの活動推進にも寄与します。

 結果として、現場作業および管理業務の効率化が可能となり、省人化・省力化を実現します。

シミュレーション実行画面の様子。
シミュレーターを活用し、日々の倉庫運営において、人員手配および当日の人員配置を最適化することによる運営効率の向上レベルを検証。

 以上、この度NECグループが出展しましたソリューションの一部をご紹介いたしました。NECグループでは、IoTとAIを活用した、川上から川下まで競争力のあるロジスティクスの構築をご支援しております。ロジスティクスに関して課題等お持ちでしたら、お気軽にご相談ください。

お問い合わせ先はこちら
NEC交通・物流ソリューション事業部バリュークリエイション部

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