ここから本文です。

「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017」レポート

ビジネスを変え、社会を変える、変革のためのソリューション

2017年11月21日

 AIやIoTなどを活用して、社会課題の解決や企業ビジネスを実現する「デジタルトランスフォーメーション」への期待が高まっています。ICTを活用した社会ソリューション事業を展開するNECは、まさにこの領域のキープレーヤーだと自負しています。自らが変革を推進し、その経験をソリューション化して、お客さまの変革を支援しており、C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017でもさまざまな事例に加え、変革を加速する新たなソリューションを紹介しました。

NEC自身が成し遂げた4つの変革

 企業にとって「デジタルトランスフォーメーション」は、もはや避けては通れない経営のテーマです。

 ICTソリューションを提供するNEC自身もさまざまな変革にチャレンジしています。例えば、以下の4つの事例があります。

 1つ目は「営業・マーケティング改革」です。Webサイトなどさまざまな顧客接点から得られる情報をAIで分析することで、これまで見過ごしていた潜在顧客の発見が可能になりました。ニーズにマッチした提案を行うことで、顧客エンゲージメントが向上。お客さまからのレスポンス数が従来の4倍に増え、ビジネスチャンスが大きく広がっています。

NEC
執行役員
兼 CMO(チーフマーケティングオフィサー)
榎本 亮

 2つ目は「設計・開発の変革」です。ソフトウェア開発で発生したバグ件数やレビュー実施数などNECが保有する3年分のデータをAIに学習させることによって、プロジェクトの進捗が25%に達した段階で、その成否を80%の精度で判定できるようになりました。通常プロジェクトの成否判定は進捗が50%に達しないとわからないといわれますが、その半分の期間で高精度な成否判定が可能になったのです。より早い段階で、最適な改善策を実行できるため、プロジェクト品質の向上と納期の短縮化につながっています。

 3つ目は「サプライチェーンの変革」です。生産管理部門における「部品の欠品防止」と「余剰在庫の削減」の両立は大きな課題。そこで実証実験として、異種混合学習を活用しBTO品の汎用サーバの需給を予測。その結果、部品欠品を出さずに余剰在庫を45%削減が可能という結果を得ることができました。今後は自社での本格導入に加え、自社導入ノウハウを生かしたソリューション提供を予定しています。

 そして4つ目が「働き方改革」です。人手で行っていた経理伝票の突合審査をRPAで自動化することで、伝票処理業務の工数を70%削減しました。スタッフは専門性を活かした提供価値の高い業務に注力できるようになり、一人ひとりのモチベーションも高まっています。

変革のための技術やノウハウをソリューション化

 これらの変革のキーテクノロジーとなっているのがAIです。NECはグループの保有する最先端AI技術群を「NEC the WISE」として体系化し、付加価値の高いソリューションとして提供していますが、お客さまの変革への貢献度を高めるために、目的や用途に応じたAI活用、ひいては変革に向けた取り組みをスピーディかつ低コストに開始できるよう「NEC DXソリューション」として提供します。

 具体的にNEC DXソリューションは、NEC the WISEを活用した検証済みの「業種アプリケーション」と「共通アプリケーション」、そして、それを支えるプラットフォーム「NEC the WISE IoT Platform」で構成されます。これらを柔軟に組み合わせることで、お客さまのAI活用をスムーズに開始できます。また、活用を支える人材も豊富に有し、導入から運用定着、効果創出までのプロセスをトータルに支援します。

NEC DXソリューションの構成
AI、IoT、セキュリティ、ネットワークなどを実装したプラットフォームをベースに、DXを容易に実現できる業種別アプリケーションや汎用アプリケーションを提供。経験豊富な人材を数多く有し、検証から導入、活用までのプロセスをトータルサポートすることも可能です。
画像を拡大する

 このNEC DXソリューションに新たに2つの業種アプリケーションを製品化し、販売開始しました。「集客施設価値向上ソリューション」と「鉄道オペレーション&メンテナンスソリューション」です。

NEC DXソリューションに追加業種アプリケーション
今回新たに顧客体験を向上させる流通業界向けアプリケーション、安全で高品質な輸送に貢献する運輸業界向けアプリケーションの2つを製品化、販売開始し、NEC DXソリューションとして提供できるようにしました。デジタルトランスフォーメーションに必要な技術・機能をテンプレート化し、お客さまのニーズを踏まえたアプリケーションを今後も順次拡充していきます。
画像を拡大する

 集客施設価値向上ソリューションは、登録データや購買・ポイント・クーポンなどの利用履歴、画像データなどを基に顧客像を見える化し、天候情報なども加味して異種混合学習技術で分析し、高精度な来場者予測・売上予測を実現します。店舗や商業施設、ホテル、スタジアム、テーマパークなど多数のお客さまが集まる施設における適切な施策立案、効率的な人員配置、スタッフ業務の効率化に大きな力を発揮します。

 一方の鉄道オペレーション&メンテナンスソリューションは、これにより、メンテナンス作業計画や保全コストを最適化し、安全を確保しつつ鉄道設備のオペレーション作業とメンテナンス作業を20%効率化することを目指しています。

人材、体制面の強化にも積極的に取り組む

 AI活用を支えるNEC the WISE IoT Platformにも新たなラインナップを製品化し、販売開始しました。AI・アナリティクスプラットフォームとなる「NEC Advanced Analytics Cloud with 異種混合学習」と統合IoT基盤の「NEC 映像分析基盤」です。

強化された「NEC the WISE IoT Platform」
AI・アナリティクス基盤の「NEC Advanced Analytics Cloud with 異種混合学習」、統合IoT基盤の「NEC 映像分析基盤」を新たにラインナップ。AIを活用したソリューション開発を迅速化し、映像分析による新たな価値創造を大きく加速します。
画像を拡大する

 NEC Advanced Analytics Cloud with 異種混合学習は、データサイエンティストによる「検証」、アプリケーション開発者による「導入」、ユーザによる「活用」を同一基盤で包括的に支援するクラウドサービスです。検証時に欠かせない複雑な構成管理が不要になるほか、導入における分析モデルのAPI化によりAIを活用したソリューション開発の迅速化を実現します。ダッシュボードで分析結果の見える化も可能になるため、ユーザの高度な活用を支援し、運用管理も効率化できます。

 一方のNEC 映像分析基盤は、さまざまなユースケースを想定した映像分析エンジンの組み合せをテンプレートとして提供するプラットフォームです。セキュリティ/セーフティ分野、流通業界向けなどお客さまのニーズ・用途・規模に応じて最適なソリューションを効率的に素早く構築できます。例えば、流通業界向けテンプレートを活用することで、店内動線の最適化や棚配置の最適化、不明ロスなどのサービスの構築を容易に行えるようになります。NEC 映像分析基盤はまずオンプレミス版を提供し、2018年度中にクラウドサービスを提供する予定です。

 体制面では、現在210社のパートナー様が参加する「AI・IoTビジネス共創コミュニティ」における販売支援メニューや開発協業プログラムのさらなる充実を図るほか、ビジネスモデルの仮説立案、先進技術の活用検証、高度なデータ分析を担う専門家集団を2018年度中にNECグループで1000人に拡充します。アーキテクト・SE・ソフトウェア開発・営業・運用/保守担当者などお客さまのデジタルトランスフォーメーションに関わる約1万7000人の人材への教育プログラムを今年度中に実施し、NECグループ内への順次展開も計画しています。

 「社会ソリューション事業」を通じて安全・安心・効率・公平な社会を実現したいというのがNECの思いです。お客さまとの共創を通じた企業・社会のデジタルトランスフォーメーションで、その思いを体現していきます。

関連資料のダウンロードはこちら

関連キーワードで検索

さらに読む

この記事の評価


コメント


  • コメントへの返信は差し上げておりません。また、いただいたコメントはプロモーション等で活用させていただく場合がありますので、ご了承ください。
本文ここまで。
ページトップ