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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017」レポート

誰もが安全・安心に暮らせる都市づくりのために

2017年11月27日

 快適に生活できる都市づくりには「安全・安心」の観点が欠かせません。NECは世界最高精度を誇る顔認証(1)や映像解析などの技術を活かしたパブリックセーフティ・ソリューションによって、その実現に貢献しています。C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017の展示会場では、認証精度の高さを証明するデモ、さらには世界中で活用が進むソリューションや事例などを紹介しました。

普段とは異なる不審な行動、群衆の中の特定の人物を検知

 都市の安全・安心を守るためには、不審者や不審な行動を早期に見つけたり、イベントなどが行われる会場への不審者の侵入を防止したりすることが求められます。ここで力を発揮するのが顔認証技術や映像解析技術などです。NECは、これらをベースに、目的や用途に応じたソリューションを開発して、安全・安心の実現に貢献しています。

 例えば「高度映像解析 行動検知ソリューション」は、監視カメラの映像をリアルタイムに解析し、建物への侵入や不審物の置き去りといった不審行動を高精度に検知します。これまで人手で行っていた監視業務を効率化することで、24時間365日、高度な監視レベルを実現できます。

映像解析技術を活用した重要/公共施設監視
映像を解析して、不審な行動などを検知。監視レベルを高めることができます。

 また「NeoFace Image data mining」では、顔認証技術とNEC独自の時空間データ横断プロファイリング技術により、事前の顔情報の登録無しでその場に頻繁に現れる人物を判定することが可能です。

 この結果を基に抽出した人物のうろつきなどの行動やその移動パターンは、犯罪捜査支援や事件予防に役立てることができます。

 映像鮮明化サーバ「DDH Server」は、霧や靄などの気象条件、逆光や暗所、夜間での撮影で不鮮明となった映像をソフトウェアベースの画像処理でリアルタイムに改善し、クリアな画像に変換することで、視認性を高めます。

監視業務に役立つリアルタイム映像鮮明化
霧などがかかった映像を自動で鮮明化して、視認性を高め、監視の漏れを防止します。

 さらに専用ハードウェア・アクセラレータ搭載サーバ「NeoFace Accelerator Platform」 は、従来ソフトウェアで行っていた顔検出処理をハードウェアにオフロードすることで、顔検出を最大20倍高速化することが可能です。この技術と映像から特定の人物を探し出す「NeoFace Watch」を組み合わせれば、膨大な人が行き来する群衆の中からリアルタイムに特定人物を探し出すことができます。

対象人物を瞬時にWatch! 最新リアルタイム顔認証
顔検出に用いるコンピューティングの性能を大幅に上げ、リアルタイムな人物検知を実現します。

 「遠隔視線推定技術」は、目頭や目尻、瞳などの特徴点を正確に特定することで、10m離れた場所からでも人の視線方向検知を実現しました。周囲をキョロキョロと探る視線を検知できることから警備・防犯用途に応用できます。また、広告や商品の関心度調査といったマーケティング分野にも有効です。

離れた場所から視線の方向を検知できる遠隔視線推定技術
人がどこを見ているのかを検知することで、不審行動の予兆を検知したり、マーケティングに活用することができます。

 映像だけでなく、音の異変を察知する技術もあります。「音状況認識技術」は、悲鳴、モノの割れた音、機器の異常音などを高精度に判別。実証実験では、雑踏の中で20m離れたガラスの割れる音を判別できました。繁華街での事故・トラブルの早期検知に有効です。この音状況認識技術は、NeoFace 同様に世界的なコンテストでNo.1を獲得しました(2)。例えば、工場などの設備監視など、映像と組み合わせ、より高度な監視を行うことが可能になります。

音で異変を察知~新しい監視ソリューションのご提案
映像からだけでなく「音」による異常検知も可能。映像と組み合わせれば、さらに精度の高い監視が行えます。

シンガポールや米国など、国内外の各地で実証実験が進行中

 これらの技術やソリューションを活用した都市づくりは、すでに国内外で始まっています。例えば、NECとシンガポール内務省は、共同で公共エリアでの要注意人物検知、置き去り検知、うろつき検知に加え、ドローンを活用した映像による群衆行動解析、夜間映像の鮮明化による監視の見逃し防止などに取り組んでいます。

シンガポールの安全・安心を支えるソリューション
NECとシンガポール内務省による共同の実証実験。ドローンを活用するなど、新しい技術を積極的に採用しています。

 また、米国では、税関・国境警備局が、各地の空港で出国者を対象に顔認証による本人確認を実施する実証実験を行っています。顔認証技術を活用することで、本人確認にかかる時間を短縮し、空港のセキュリティ強化と混雑緩和を両立できると期待されています。

米国空港での顔認証ソリューション実証実験
米国における実証実験では、出国時の本人確認に顔認証を採用。空港のセキュリティ強化と混雑緩和を両立しようとしています。

 そのほか、展示会場では、高精度な認証技術を応用し、ほぼ立ち止まることなく、顔認証による入退管理が行える「ウォークスルー顔認証」デモなどが展示され、来場者の注目を集めました。

ウォークスルー顔認証を実現~入退管理システム~
ほぼ立ち止まることなく顔認証による入退管理が行えるウォークスルー顔認証は、大規模イベントの入場管理などにも期待されています。

 顔認証、画像認識などの技術は、他の分野への応用も期待されており、参考出展した「群衆マネジメントソリューション」は、混雑や人流を計測し可視化することで、適切な群衆誘導、駅のラッシュ時の混雑度調査など快適な都市設計に利用できます。

快適な都市空間の実現に向けた群衆マネジメントソリューション
混雑や人流を計測し可視化することで、適切な群衆誘導、駅のラッシュ時の混雑度調査など快適な都市設計に役立てます。

 安全・安心であることは、快適な暮らしの土台となるもの。NECは、これからも顔認証を中心とした高度な技術で、その実現を支援していきます。

(1) 米国国立標準技術研究所(NIST)による、初の動画顔認証の評価プログラムにおいて最高評価を獲得。

(2) IEEEが開催する国際音響検知コンテストDCASE2016で第一位の評価を獲得。

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