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「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017」レポート

業務の現場に飛躍的な生産性の向上をもたらす「つながるERP」

2017年12月01日

 2017年9月、NECは中堅・中小企業向けERPの最新版「EXPLANNER/Z(エクスプランナー・ゼット)」を発表し、販売開始しました。この製品では、これまでNECが長年蓄積してきた技術・ノウハウを継承しながら、AIやIoTといった最新技術との連携を強化「つながるERP」として、お客さまの生産性向上や「働き方改革」の推進などを強力に支援します。C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017の講演では、その概要と活用メリットを紹介。展示コーナーではより具体的な機能などを解説しました。

45年に及ぶ基幹パッケージ提供のノウハウを注ぎ込んだ最新版

 ビジネスにICTが欠かせないものとなった現在、企業経営における「データ」の重要性は日増しに高まっています。この流れの下、業務上のデータを統合的に管理するERP製品へのニーズも増大しており、当社にお声がけくださるお客さまも増えています。

 また、システムの利用形態に目をやると、導入時点ではまずクラウド型を検討するという「クラウドファースト」が広く一般化。これにより、企業内に多数存在しているオンプレミス型のシステムとクラウドサービス、あるいは複数のクラウドサービス同士をまたいで、データを扱える環境へのニーズが増加しています。ハイブリッドなシステム環境におけるデータ活用が、企業の新たなミッションとなっており、この動きは大手企業から、徐々に中堅・中小企業にも波及していくでしょう。

NEC
産業ソリューション事業部
EXPLANNER部 部長
土田 英夫

 そうした中、NECは、これらのビジネスニーズに応え、お客さまの課題解決を支援するために、中堅・中小企業向けERPパッケージ「EXPLANNER」の最新版「EXPLANNER/Z」を発表し、販売を開始しました。

 そもそもNECが、EXPLANNERの前身である「APLIKA」をリリースしたのは1973年のこと。その後現在まで、時代の求めに応じた機能を随時追加・拡充しながら、多くのお客さまのビジネスをご支援してきました。EXPLANNER/Zは、その間約45年にわたるNECの知見とノウハウを注ぎ込んだ、最新型のERP。「日本企業固有の商慣習・法制度への対応」「多言語・多通貨に標準対応」「幅広い業種で利用可能」といった以前からの強みはそのままに、時流にあわせた数々の新機能を追加しています。

EXPLANNERシリーズの歴史と実績
前身となるオフコン用の業務パッケージ「APLIKA」の時代から45年もの歴史を積み重ねてきており、導入実績はこれまで3万本に上ります。NECはその中で、日本企業固有の商慣習や法制度への対応などに関する豊富なノウハウを蓄積してきました。
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 主な特長をご紹介します。

 1つ目は、「オールインワン型のERPであること」です。具体的には、1つ前の製品である「EXPLANNER/Ai」から実装してきた「販売」「債権」「債務」「会計」の4つの業務機能に加え、「生産」「原価」といった業務機能も新たに実装。これにより、従来は別システムで導入するケースが多かった生産管理の業務についても、EXPLANNER/Zで一元的に扱うことが可能になり、ビジネスのガバナンス強化を実現しています。

EXPLANNER/Zの位置づけ
NECは、広範な業種の業務をサポートする製品として「EXPLANNER」を提供しています。EXPLANNER/Zはオールインワン型ERPとして、生産・原価・販売・債権・債務・会計までの業務の支援機能を統合的に提供します。
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 また、販売・債権・債務・会計についてはEXPLANNER/Aiの資産を継承することが可能。かねてEXPLANNERシリーズをご利用いただいているお客さまの業務を大きく変えることなく、継続的に最新の製品をご利用いただくことができます。

 2つ目は、「各機能の独立性を強化したこと」です。これは、EXPLANNER/Zの開発に当たって実施した、全面的な基盤技術の見直しにより実現したもの。具体的には、新たに「オブジェクト指向型」の開発技術を採用することで、各機能が互いに依存しあわず、独立して改変などを行えるようにしたものです。

 これにより、さまざまなメリットが生まれます。例えば、カスタマイズの際の自由度向上。各機能はコンポーネントの集合として構成されている為、コンポーネント単位でのカスタマイズが可能です。これによりカスタマイズ実施時、他の機能や業務への影響が最小限に押さえられるようになっているので、カスタマイズによる影響を心配する必要はありません。現場部門の求めに応じて機能追加などを行いながら、よりビジネスに即した、使いやすいERPに育てていくことが可能です。

 また、利用開始時に、「販売」「債権」「債務」「会計」「生産」「原価」の6つのモジュール(業務機能)から必要なモジュールのみを導入する事も可能です。各モジュールは任意の組み合わせで使用できるため、まずは必要最小限の機能のみを利用し、状況にあわせて段階的に拡張していくといった使い方にも柔軟に対応できるからです。

 もちろん、先に紹介した通り、オールインワン型であることはEXPLANNER/Zの大きな強みですが、同時に、個々のお客さまの環境に合った利用環境を提供することも、当社のミッションだと考えています。EXPLANNER/Zは、さまざまな利用ニーズに対応することで、中堅・中小企業のお客さまのビジネス成長をサポートします。

AIやIoTをはじめとする最新システムと柔軟に連携可能

 最後に、多彩な外部システムと連携可能な「つながるERP」である点です。

 これは2つ目で紹介した機能のコンポーネント化とも関連しますが、EXPLANNER/Zは、あらかじめ各機能を「疎結合」の状態にしておくことで、さまざまな外部のシステムやサービスとも柔軟に接続・連携できるようになっています。具体的にはAI、IoTといった最新技術とERPを柔軟に連携することで、新規ビジネスの立ち上げやコスト削減を強力にサポートします。これは、EXPLANNER/Zの開発に際して設定したコンセプトであり、旧製品とEXPLANNER/Zを分かつ、最大のポイントだと当社は考えています。

 この特長を活かす例を紹介しましょう。例えば、ある製品を製造・販売する企業が、顧客からの問い合わせや注文に効率的に対応したい場合。受付窓口となるコンタクトセンターのシステムにAIを導入し、自動応答の仕組みを構築するケースがあります。そうした際、EXPLANNER/Zは、業務の中で蓄積した「品目」「在庫」「得意先」などに関するデータを基にAIエンジンと連携。AIを用いた仕組みに不可欠となる大量のデータを提供することで、顧客対応の自動化や省力化、対応品質向上などの支援をすることが可能です。

 また、AIやIoTなどの技術は、人的負荷の削減といった点において、多くの企業が取り組む「働き方改革」にも貢献することが期待されています。EXPLANNER/Zは、AIやIoTのポテンシャルを最大限に引き出す環境を用意することで、新しい業務環境づくりに取り組むお客さまを支援します。

「つながる」ことによるビジネスメリットをデモで紹介

 今回のC&Cユーザーフォーラム&iEXPO2017の展示会場では、このEXPLANNER/Zが初めて一般に公開されました。展示の内容は、EXPLANNER/Zの「つながるERP」としての側面にフォーカスしたもの。AIとの連携例として、講演でも紹介した「AIによる自動応答ソリューションを活用した受注効率化」を紹介しました。

 ブースでは、先に紹介したようなAI自動応答ソリューションの仕組みにおいて、EXPLANNER/Zがどのような役割を担うのかをデモンストレーションで解説。ある食品卸売業の受注センター業務窓口環境を例にとりながら、AIによる受注センターでの自動応答、「RPA(Robotics Process Automation)」とEXPLANNER/Zの連携によって、受けた注文内容をERPに入力し、固有の受注番号を取得する作業を自動化できるといったことを紹介しました。

経営をサポートする次世代バックオフィスソリューション ERPシステム EXPLANNER/Z 紹介編
経営をサポートする次世代バックオフィスソリューション ERPシステム EXPLANNER/Z AI活用編

 これにより、商品受注業務から人手を完全に排除し、24時間365日対応の受注センター開設が容易になります。フロント業務/バックエンド業務の双方における自動化を支援するという、一歩進んだERPの活用法を、実際の画面などと併せて披露しました。

 このように、NECのEXPLANNER/Zは、単にデータを統合管理し、ビジネスを実行するという従来のERPの枠を越えた活用メリットをお客さまにご提供する製品となっています。「つながるERP」というコンセプトの下、さまざまなシステムとの連携によって、生産性の飛躍的向上、働き方改革の推進といったお客さまニーズにお応えしていきます。

中堅企業向けバックオフィスソリューションの展示ブース
実際の画面とデモンストレーションで製品の特長を紹介。新製品の初お目見えということもあり、ブースは多くの人で賑わいました。

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