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2018年12月25日

「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2018」レポート

明日から始める無人販売店舗

 世界的に見ても極端な少子高齢化によって人口減少社会となった日本では、さまざまな産業で労働者不足が大きな課題となっています。とりわけ、アルバイトやパートの従業員が重要な役割を占めている小売業では、喫緊の課題です。「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2018」では、「Smart Retail CX」と題したコーナーで、この課題を解決する「無人販売店舗」とそれを支える「店舗運営業務の効率化/マーケティング活用」の各種ソリューションを紹介しました。

セキュリティと利便性を同時に確保する無人販売店舗

 無人販売店舗は、NECの顔認証システムと画像認識を活用したPOSシステムにより、セキュリティと利便性を同時に確保した店舗です。

 顔認証には、世界No.1(*1)の認証精度を有するNECの顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用しています。顔認証による入店・決済・退店で、「Face-In」「Face-Pay」「Face-Go」という購買コンセプトを実現しています。

(*1)NEC、米国国立標準技術研究所(NIST)の顔認証技術ベンチマークテストで4回連続の第1位評価を獲得
https://jpn.nec.com/press/201703/20170316_01.html

 お客さまが来店すると、入り口のゲートで顔認証されます。 また、入店する際には、過去の購買データなどに基づいてお客さまごとにカスタマイズされたメッセージやコンテンツをゲートのモニターに表示します。

 そして、お客さまがレジ台に購買商品を置くと、カメラにより複数商品を一括で画像認識。お客さまは、商品のバーコードを一つひとつ読み込ませることなく決済へ。電子マネー決済のほか、顔認証による決済が可能です。

 決済が終わったら、そのまま顔認証で退店。

 これらにより、お客さまはスムーズでスマート、ワクワクするお買い物を体験できます。

 ここで紹介したシステムは、すでに台湾セブン-イレブン(統一超商股份有限公司)の未来コンビニ「X-STORE」に導入されています。X-STOREは、台湾セブン-イレブンの本社ビル内に社員限定利用として2018年1月に開設され、6月から一般消費者向けの利用が始まりました。わずか3週間で利用者は3,000人を超え、7月には台北市の信義区に2号店(必成店)をオープンしています。

X-STOREを再現した無人販売店舗のデモ展示
顔認証システムを用いたウォークスルーゲートや画像認識技術を使ったPOS、サイネージを活用したターゲティング広告などにより、心地よい購買体験ができました

スマートな無人販売店舗運営を支援するソリューションを展示

 無人販売店舗を裏で支えるソリューションとして、四つの店舗運営支援ソリューションも併せて紹介しました。これにより、従業員業務効率化・省人化からマーケティングまで、スマートな店舗運営を多角的に支援します。

 「映像クラウドサービス」は、各店舗で「録る」「見る」だけだったカメラ映像をクラウドに集約し、本部や遠隔地から閲覧できるようにする仕組みです。モーション検知のほか、今後は顔認証などの画像解析とも連携し、要確認シーンを自動的に絞り込みます。

 「資産・稼働管理サービス」は、ICT機器だけでなく、冷蔵設備やカフェマシンといった設備器具の情報を収集し、自動的・総合的に管理するサービスです。リアルタイムでの稼働状況確認やエラー通知などによって省人化・無人化へ貢献します。

 「流通・小売業向け映像分析ソリューション」は、顔認証や年齢性別分析による顧客の属性と、店内での購買行動を分析するシステムです。店内動線最適化、棚配置最適化、万引き防止、サイネージを活用したターゲティング広告などを単一のシステムで実現することが可能です。

 「店頭棚割画像解析サービス」は、商品棚をスマホのカメラで撮影し、画像認識を行うことで、陳列商品の種類と位置を識別し、棚割情報として出力することが可能です。従来は、棚割状況をデータ化するために、撮影した棚の写真を見ながら棚割管理ソフトに手作業で入力するなどの方法で行っていましたが、商品を自動で認識してデータ化できるようになるため、作業の効率化を図ることができます。

 NECは、今後も無人販売店舗ソリューションの開発を進めて、小売業のイノベーションを加速していきます。

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