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多彩なパートナリングで世界の人々と、新たな価値の共創を

2016年10月27日

 世界の国や地域、人々と連携しながら、さまざまな課題解決や社会価値の共創を進めていくNEC。
 グローバルに展開する社会ソリューションへの思いをNECの森田隆之CGOが語ります。

「安全」「安心」「効率」「公平」
4つの社会価値を、世界の人々へ

──初めに、NECのグローバル事業の歩みについて、聞かせてください。

森田:
 NECは、日本初の外資系企業として事業を展開した歴史もあり、かねてからグローバル事業とは密接な関わりがありました。1956年には通信インフラ機器の輸出が始まり、それ以降は放送機器やマイクロ波伝送などの通信機器を中心にインド、台湾、メキシコなどへ本格的な海外事業を展開し、グローバルにビジネスを拡大してきました。

 通信ネットワーク機器はやがてデジタル化へと進化し、NECの事業領域もコンピュータ、半導体、ソフトウェアと広がりました。さらに社会やお客さまの課題の変化に伴い、グローバル事業もさまざまな課題解決を図るソリューション提供へと、大きく変遷してきたのです。

NEC 取締役 執行役員常務
兼CGO(チーフグローバルオフィサー)
森田 隆之

──NECがグローバル事業を通じて、お客さまに提供する価値とは何ですか。

森田:
 NECは、コンピューティング、ネットワーク、ソフトウェアのすべての領域で先進技術を有するICTの総合ベンダーとして、社会ソリューション事業を通じて「安全」「安心」「効率」「公平」という、4つの社会価値の創造に貢献しています。

 「C&C」の提唱者であるNEC元会長小林宏冶は、「コンピュータ技術とコミュニケーション技術の融合を通じて、世界の人々の生活基盤をよりよいものにしていきたい」という強い思いから、自ら100カ国以上へ足を運び、トップセールスによる海外市場開拓を行ったという経緯もあります。こうした思いは、今日さまざまな社会ソリューションを通じた価値創造に取り組むNECの誠実な姿勢に受け継がれ、それはこれからも変わることはありません。

──NECに対して海外のお客さまや政府機関から、どんな期待や評価がありますか。

森田:
 NECが製品やソリューションを提供しているグローバル通信キャリアなどのお客さまからは、パートナーとして大きな信頼をいただいています。「NECは、製品の品質、トラブル対応、仕事に真摯に取り組むスタッフや技術者など、私たちの期待を裏切らない。これからも、あなたたちNECと一緒に事業をやっていきたい」と、ある国のグローバル通信キャリアのトップから言われた言葉は、今でも心に残っています。

 国の重要な通信インフラとして、NECがさまざまな国へ提供している有線・無線ネットワークに対しては、各国政府や国際機関の方々から、長期間わたってトラブルなく稼働している信頼性が高く評価されています。また、パートナーとなる企業からも、NECには大きな期待が寄せられています。

グローバル化を進め重点3事業の拡大とお客さまとの信頼強化がCGOの役割

──現在、NECはどのようなグローバル事業を展開しているのでしょうか。

森田:
 NECは現在、グローバル事業として、通信インフラ、製造・物流・流通・サービス、交通・都市インフラなどを含めたパブリックセーフティなど、幅広い領域で事業を展開しています。最近では、さまざまなシステムを組み合わせて総合的に提供する公共向けのマネージド・サービス事業も伸びています。

 例えば、オーストラリアの外務省が導入しているマネージド・サービスでは、国内外にあるオーストラリア政府の大使館や外務省関連の拠点を結んだ業務システムの構築・運用をトータルにサポートしました。世界各地で稼働する20,000台を超す端末がネットワークされたICTシステムを最適にマネジメントするとともに、外務省関連のさまざま業務サービスをNECが支えています。

──NECのグローバル事業の中で、特に注力している領域は何ですか。

森田:
 グローバル事業の中で、力を注いでいるのがグローバルキャリア向けネットワーク、セーフティ、リテール向けITサービスの3事業です。グローバルキャリア向けネットワークでは、従来の有線・無線技術に加え、SDN※1やNFV※2を活用したネットワークの仮想化、通信キャリア向けの運用管理ソリューション(TOMS※3)などによる、事業拡大を図っています。

 リテール向けITサービスでは、国内の実績やノウハウを生かし、IoT※4を活用した24時間365日止めない店舗のグローバルな展開に力を入れています。

 またセーフティの領域では、顔・指紋認証、映像監視技術を生かして、空港や公共施設など、フィジカルとサイバーの両面から人々や社会を守る安全・安心なシステムを世界に提供していきます。

── 森田さんのこれまでの業務とCGOとしての現在の業務を聞かせてください。

森田:
 これまでは、海外における通信、半導体、コンピュータ事業を拡大するため、他の企業とのパートリングやアライアンス、ライセンス取得などを主に行ってきました。

 現在はCGOとして、グローバル事業の拡大と事業推進のスピードを上げることが、私の最大のミッションです。パートナーとのアライアンス、お客さまや国際機関とのさらなる関係強化、そしてNECのブランディングやプレゼンス向上は、以前と同様に私の重要な役割です。CGOとして今後は、社会インフラの改革に取り組みたいと考えている海外のお客さまや政府、国際機関に対して、社会ソリューションの実績やNECが誇る高度なAI技術などを広くご紹介するとともに、積極的な提言や提案を行っていきたいと考えています。

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