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2017年01月27日

地方創生現場を徹底取材「IT風土記」

福島発 スマートシティ技術が結集、地方再生のモデルケース目指す

NECのおススメITソリューション|福島篇

 会津若松では、冬になると除雪車が街中を走り回ります。除雪車が通過すると、道路の雪が寄せられて、道脇に雪が小高い山になります。自宅前にそうした雪の山ができたら、なるだけ早く崩してどかさないと通行ができなくなってしまいます。この作業が重労働で、離れて住む子供さんや、ご近所さんにお手伝いをお願いしている人が多いのだとか。

 以前は、除雪車がいつ通過するのか、その時刻がわからなかったので、除雪車が来るまでひたすら待機せねばならず、人を頼むのが大変だったのだそうです。そこで、その雪国ならではの悩みを解決するために、除雪車にセンサーを搭載し、除雪車が今、どこを走行しているか地図上で見えるサービスを「会津若松+」上に「除雪車ナビ」として開始しました。これは20秒ごとに走行状況が更新されるので、除雪車の走行場所を細かく把握することができ、この結果、自宅前を何時頃に通過するかが把握できるようになりました。利用登録すれば住民の誰もが情報を入手することができるため、地域の暮らしやすさが格段に向上したと住民からも好評です。

 その土地で暮らした人でないと、こうした悩みはなかなか実感できないものですね。地域特有の課題をITで解決し、暮らしの場をいわばスマートシティ化していく試みは、これから全国各地でたくさん興っていくことでしょう。

 NECでは、地域の課題を解決していくための多様なソリューションをご提供しています。街や人のデータを、多種多様なセンサーやデバイスから効率よく収集するIoTデータ収集基盤、収集した様々な形式のデータをより高度に活用するための最先端AI技術群「NEC the WISE」が、元気な地域づくりをサポートいたします。

 その土地の暮らしには、その土地ならではのニーズがあります。地域密着の視点で考えることが何より大切だと私たちは考えます。あなたの街の課題をぜひ私たちにお聞かせください。

雪の積もるNEC福島工場(福島市)

 次回は大分県の取り組みをお届けする予定です。

(By NEC IT風土記編纂室 R)

産経デジタル SankeiBiz編集部
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