NEC Visionary Week
DXの社会実装でひろがる、未来都市の姿
11月12日から開催される「NEC Visionary Week」。そのなかで「まち~誰もが住みたくなる街を創る~」を軸としたテーマセッションが行われる。ここでは「NEC Safer Cities」としてNECが進めてきたスマートシティ実現に向けた取り組みを中心に紹介。NECのスマートシティに関する取り組みは「Public Safety」「Digital Government」「Smart Transportation」「City Management」「Digital Healthcare」という5つの領域に分かれており、防災や行政/教育からモビリティ、まちづくり/インフラ、医療/介護と非常に幅広い分野にまたがったセッションが用意されている。セッションを交えながら、見どころを紹介していく。
SUMMARY サマリー
“ビジョン”と“社会実装”からまちの未来を考える
「まち~誰もが住みたくなる街を作る~」では様々な視点や具体的な取り組みなど多彩なセッションが揃えられている。万博を控えた大阪のスマートシティ戦略のビジョンや具体的取り組みを説明するセッションや、クリエイティブの視点からこの先の都市デザインを解説するセッションなどは、これからのまちづくりを様々な視点から考える機会になるだろう。また、セールスフォースのセッションからは、事例を用いながらこれからの地方自治体のデジタル変革を進めるためのヒントを得ることができる。
12/2 | 【GS-35】行政サービスのDX化と進化を素早く実現できるセールスフォース事例ソリューション |
11/25 | 【GS-06】クリエイティブ視点で切り拓くこれからの街づくり |
11/25 | 【KN-04】ウィズコロナ/アフターコロナの大阪スマートシティ戦略 ~公民共同エコシステムを軸として~ |
12/2 | 【SM-26】スマートシティ最前線!広域連携・分野間連携・官民連携で挑む新たなまちづくり |
さらに、クラウドやAI、衛星といった最先端のテクノロジーを駆使した都市のインフラや防災に関わるセッションも見逃せない。なかでも小惑星探査機「はやぶさ」のセッションには注目が集まる。「はやぶさ2」が12月6日に長旅を終えて帰還予定であるが、このセッションでは情熱を注いできたキーマンたちがプロジェクトを振り返る。
12/2 | 【PD-11】「はやぶさからHAYABUSA2へ」想いをつなぐ ~17年越しの想いとは~ |
12/2 | 【SM-28】新しい都市インフラ レジリエンスな電力インフラに貢献するリソースアグリゲーションとは |
12/2 | 【SM-27】老朽化インフラのデジタルメンテナンスに挑む ~ドラレコ×AI診断~ |
12/2 | 【SM-30】宇宙から見守るまちの安全とは ~衛星画像によるインフラ予防保全・防災~ |
12/2 | 【SM-29】防災にSNSを生かすコツ ~リアルタイムに正しい情報を分析するには~ |
そして、一人ひとりに寄り添った医療や介護、教育といったものまで、実にさまざまなレイヤーで重要な論点が提示されている。さらにSDGsの分野では、持続可能な社会を実現するためのデジタルの役割について、先月ノーベル平和賞に選ばれたWFPや、GAVIワクチンアライアンス、UNIDO、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、外務省など、この分野のエキスパートがパネルディスカッションで議論を交わす。
12/2 | 【KN-06J】デジタルの力で国際機関と共に目指すSDGs ~Post COVID-19の新時代に必要な革新とは~ |
11/25 | 【GS-08】ヘルスケアと医療の融合 (東京医科歯科大学) |
11/25 | 【SM-08】次期介護報酬改定の見通しとデイサービスでの機能訓練提供について |
11/25 | 【SM-05】「GIGAスクール」の先に見据える教育DXと教育クラウドの可能性について |
DXで変わるまちと暮らし
NECとさまざまなステークホルダーとの共創によって生まれた取り組みの数々も見どころだ。「NEC I:Delight」を実装している富山市での取り組み、六本木でのスマート街路灯を活用したまちのデジタル化、静岡県と進めているインフラとの協調によるモビリティ/スマートシティの進化、聖マリアンナ医科大学でのDXへの取り組みなどが紹介される。これらのセッションからは大きな“ビジョン”を描きつつ、“社会実装”を着実に進めていることがわかるだろう。
11/13 | 【PD-03】まちづくり先進都市富山市が挑むネクストステージ ~データドリブン型スマートシティ~ |
12/2 | 【SM-31】未来を見据えた街づくりへのご提案 デジタルの力で安全・安心で賑わいある街をつくる |
11/12 | 【PD-01】未来のまち、暮らし、それを支えるモビリティ ~変化に適応した持続可能な社会へ~ |
11/25 | 【GS-05】どうやってデジタルDXを進めたのか --- マリアンナの挑戦と成果 |
COVID-19で変化した将来像
オープニングセッションでも関係性が深いセッションが多数ある。なかでも11月12日に行われる デジタル改革担当大臣・情報通信技術(IT)政策担当大臣・内閣府特命担当大臣(マイナンバー制度) 平井 卓也 氏をはじめとするデジタル・ガバメントにまつわるセッションは欠かせない。デジタル先進国デンマークの最大手IT企業・KMDのCEO、Eva Bernekeによる講演など、数多くのセッションが予定されており、ユーザセッションやNECセッションにも注目したい。
11/12 | 【KN-02】COVID-19で加速する日本社会全体のDX |
12/2 | 【SM-45J】公共分野のデジタル化~デンマークから学ぶ~ |
12/1 | 【GS-15】全NUAパーソナルデータ活用研究会:パーソナルデータ活用のユースケース深堀りと課題解決に関する一考察 |
11/25 | 【SM-06】海外先進事例から学ぶ日本のデジタル・ガバメントのゆくえ ~行政のデジタル化が変える社会のかたち~ |
11/25 | 【SM-07】見えてきた!自治体業務の標準化/モダナイゼーションと行政のDX |
COVID-19の影響を受け、都市のみならず行政機関のデジタル化へさらに期待が高まっていることは言うまでもない。「まち」をテーマに行われるセッションの数々からは、COVID-19を受けて変わっていく未来の街と行政の姿が浮かび上がってくるはずだ。
NEC Visionary Week 開催概要
タイトル: | NEC Visionary Week | |
形 態: | 登録制によるオンラインイベント | |
開催日時: | オープニングセッション | 11月12日(木)、11月13日(金) |
テーマセッション |
11月24日(火)~11月27日(金) 12月 1日(火)~12月 4日(金) |
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主 催: | NEC | |
同時開催: |
NUA主催「NEC ユーザーフォーラム」 ※事例論文、研究会のコンテンツは、上記日程内で実施予定 |
【オープニングセッション】
11月12日(木)、11月13日(金)
【テーマセッション】
11月24日(火)~11月27日(金)、12月1日(火)~12月4日(金)
~テーマセッションのDay毎のテーマ~
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11/24(火)、12/1(火)
「ひと」 一人ひとりのわくわくする毎日を創る -
11/25(水)、12/2(水)
「まち」 誰もが住みたくなる街を創る -
11/26(木)、12/3(木)
「産業」 これからの産業のかたちを創る -
11/27(金)、12/4(金)
「テクノロジー」 できたらすごいを創るテクノロジー