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2017年9月14日

市販のラメ入りペンで描いた小さな点で、さまざまなモノを高精度に識別
―新たなアルゴリズムによる画像認識の新技術とは―

多彩な用途で期待される「マイドット」の活躍

 市販のペンで描いた点で高精度な個体識別を実現する「マイドット」は、これからどんな分野やシーンへと活用が広がっていくのだろうか。期待される領域や活用例をいくつか挙げてみよう。

【BtoB領域における活用例】

  • 超小型電子部品管理&トレーサビリティに

 バーコードを貼ることができない小さな電子部品にも、「マイドット」ならマーキング可能。点の画像識別によるシリアルナンバーから、サーバ上に紐づけられた型番、製造履歴、品質データなどの情報が即座に確認できるため、製造、在庫、流通プロセスにおいて、ロット単位ではない個々の部品管理やトレーサビリティなどが可能になる。

  • 会議室や施設の鍵代わりに

 複数の利用者が頻繁に利用する企業の会議室やさまざまな人が出入りするオフィス集合ビル、さらにレンタルオフィス、宿泊施設などにおいては、メモ用紙や名刺などに点を描くだけで、セキュリティカードやドアを開錠する鍵として利用することができる。

 使用後は、点を消去したり、描いた紙を破棄するだけ。これまでのように来訪者用のICカードの用意や回収、紛失時の補てんなどの手間やコストの低減にも役立つ。また、バーコードに比べ、複製が困難なため、セキュリティの確証ツールとしても効果的だ。

 顔や指紋などのバイオメトリクス認証もさまざまなシーンへと広がりつつあるが、顔や指紋などの個人情報を登録・照合するという行為には抵抗を覚える人も少なくない。その点、「マイドット」による手軽な個人確認は、多くの人にストレスなく受け入れられそうだ。

  • 備品やレンタル用品などの物品管理に

 企業の備品やレンタルサービスにおける貸出品など、個々の用品に点を描くだけで、セキュアで低コストな管理が可能になる。バーコードやRFIDなどの識別タグを対象物の数だけ準備する手間や、貼り付ける作業も不要で、個々の物品の使用状況や使用履歴などをより緻密に電子管理できる。

  • 小規模店舗におけるスマートな商取引に

 バーコードなどの業務システムの導入が難しい小規模店舗では、手書きで簡単にマーキングすることで、バーコードのない手作りやオリジナル製品の情報や価格の確認、モバイルによる電子決済など、販売の効率化やサービス向上を図ることも可能だ。

【カスタマー領域における活用例】

  • インターネットのフリーマーケットの電子取引に

 インターネットを活用したフリーマーケットやシェアリングエコノミーなど、消費者同士の間でモノの売買や貸し借りが活発化している今、バーコードのついていない出品物を確実に識別して、取引データとリンクすることで、誰もが安心かつ便利に消費者間の取引を行うことができるようになる。

  • さまざまな情報とリンクさせたインデックスとして

 例えばいろいろな人が使用する機器の操作ボタンや接続端子、インジケータなどに対する使い方の説明を付与したい時に、ペンでマーキングした点を識別タグとして活用。説明を掲載したWebサイトや、他のユーザが使ったときに気づいたノウハウなどを発信したSNS情報など、紐付けたさまざまな情報にすばやく見つけ出すインデックスのような使い方も期待されている。

石山:
 現在、『マイドット』は、さまざまな業種や幅広い分野の方たちから、多くのご相談や問い合わせをいただいています。製造、物流、流通分野などはもちろんのこと、イベントやレンタルサービス、SNS関連など、幅広いパートナーとコラボレーションしたり、アイデアを共有したりしながら、『マイドット』の新しい使い方や可能性を、これから大きく広げていきたいと考えています。

 市販のペンを使い、手軽な「文房具」感覚で、高精度な個体識別を可能にする「マイドット」。大規模イベント会場における大人数のアルバイトスタッフ管理なども、いちいちIDカードを発行することなく柔軟に対応できるのではないか。また、テーマパークにおける年間利用チケット利用者やコンサート会場における本人確認など、「マイドット」活用の可能性は、アイデア次第で今後どんどん膨らんでいくだろう。

mIDoT技術原理編:手書きドット認証デモ

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