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2017年05月31日

地方創生現場を徹底取材「IT風土記」

長崎発 「FinTech」は離島活性化の起爆剤となるのか 電子化された地域通貨「しまとく通貨」の挑戦

NECおススメITソリューション|長崎篇

 遠く古代に思いを馳せながら、ゆっくりと静かに散策を楽しむ。「古事記」の描く神話の世界、「魏志倭人伝」が伝える邪馬台国への航路……。歴史好きなら、壱岐島はいつか行ってみたい場所のひとつでしょう。

 たくさんの史跡が残る神話と歴史の島に、最先端のITがさりげなく溶け込んで、島の観光体験をよりよいものにしていく。守るべきことと、変えていくべきこと。伝統と革新を対立に終わらせず、昇華させて新たな価値を生み出すことが、これからの地方創生に強く求められるようになりそうだと感じました。

 地域通貨の電子化などIT活用が進むと、様々なデータが地域に集積されていきます。そうしたビッグデータを上手に分析・活用することも、新しい価値をさらに高めていくための欠かせないアクションです。そこで、AIによる高度なビッグデータ分析を実現するNECの「異種混合学習技術」はいかがでしょう。データから観光客の意識・行動をAIが予測、土産品などの商品仕入れを最適化したり、アクセスのためのバスや船の便数を調整したり、インバウンド需要が高まりそうな時には免税手続きカウンターを増やしたり…といった観光体験の質を向上させる施策展開をしっかりサポートします。

NEC 異種混合学習技術の2つの大きな特長

  1. 高い予測精度
    現実世界は、例えば利用者の性別、国籍、年齢、身長といった予測に影響する「条件」が複雑に入り組んでいるため、それぞれ異なるリスク要因が結果にインパクトを与える。
    しかし、NECの異種混合学習では条件とリスク要因の組み合わせパターンまで自動探索できるので「日本人の女性で身長160cmの場合は…」といった条件で予測ができる。
  2. 根拠が明確
    ディープラーニング技術型のAIは「ブラックボックス」タイプなので、AIが出した予測結果について根拠がわからない。しかし、NECの異種混合学技術は「ホワイトボックス」タイプなので、AIが導き出した予測結果について「こういう理由でAIはこの予測を出したのね」と納得できる。どんなに優秀なAIが出した予測分析であっても、根拠がわからないと決断を下すのは容易ではないでしょう。「ナゼ?」がわかる事は決断も早められる。

子どもの頃には、授業で退屈した記憶があるのに、どうして大人になると「神話」や「歴史」が俄然おもしろく感じるようになるんでしょうね。不思議なものです。

壱岐島神話に登場する八本柱の1つ「猿岩」

 次回は宮城県の取り組みをお届けする予定です。

(By NEC IT風土記編纂室 R)

産経デジタル SankeiBiz編集部
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