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2016年10月03日

最先端のセキュリティと省電力技術を駆使した「NEC神戸データセンター」を徹底解剖

ハイブリッドクラウドの実現により、多様なニーズに対応

 NEC神戸データセンターの第3の特徴は「ハイブリッド」である。NEC神戸データセンターではクラウドとハウジングの2つの環境を提供する「ハイブリッドデータセンター 」環境を実現している。クラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」とハウジングサービスを、同データセンター内においてLAN接続(レイヤ2レベル)で接続することで、ユーザの多様なニーズに応える。

 たとえば、柔軟に拡張したいシステムはクラウドへ、既存サーバはハウジングへと使い分けができる。しかもクラウドとハウジング間はLAN接続されているので、両環境間で高速なデータ連携ができるということだ。

 また、全国のNECの主要なデータセンターを結ぶデータセンター間ネットワークサービスを提供している。データセンター間は広帯域での閉域網接続が可能であり、特にNEC神奈川データセンターとは1Gbpsの帯域保証を提供している。遠隔地とのBC/DR環境も柔軟に構築することができる。

 顧客の拠点やデータセンターからのWAN接続に関しては、専用線やVPNなど多様なネットワーク接続が可能であり、さらにAWSやMicrosoft Azureなど他社のクラウドとも閉域網で接続することも可能なため、ハイブリッドクラウドをセキュアかつ柔軟に構築できる。

 NEC神戸データセンターを含む、NECの全国主要データセンターは「統合ITサービスマネジメントセンタ(ITSMC)」において集中管理が行われており、高い専門性を持つ専門要員が24時間365日システムの正常な稼働を監視している。

「統合ITサービスマネジメントセンター」でNECのデータセンターを一元的に運用・監視

 また、自社システムの運用自体も委託したいと希望する顧客には、NECが顧客に代わって24時間365日運用を代行する統合運用サービス(NEC Remote Infrastructure Management サービス)が提供される。NEC Cloud IaaS以外に、他のクラウドサービス、オンプレミス/ハウジングのクラウド、クラウド以外の個別システムなどICT環境全体を対象として運用することも可能だ。顧客のICT環境を丸ごと預って安全・安心に運用してくれるようなイメージといえばわかりやすいだろうか。

 今回は、自然災害対策、セキュリティ、省電力、ハイブリッドクラウドの観点から様々な取り組みを紹介した。西日本屈指のデータセンターとして、今後はさらにその存在が注目されていくだろう。

※データセンター利用をご検討中のお客様には、個別の見学もお受けしています。弊社営業までお問い合わせ下さい。

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