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2016年05月30日

地方創生現場を徹底取材「IT風土記」

佐賀発、職人芸継ぐ「デジタル技術」、 有田焼の逆襲はじまる

NECのおススメITソリューション|佐賀篇

 400年の歴史に鍛えられた職人の技と、ITの出会いが、伝統に新たな価値を加えていく。有田焼が、この先、どのような驚きと感動をもたらしてくれるのか、その無限の可能性にワクワクさせられます。

 3Dプリンターを使った造形は、職人の熟練の技の継承に貢献すると共に、これまでになかった新しいアイデアを生む刺激になっています。そこで、3Dデータをクラウドで安全・安心に共有してみると、さらに新たな発想が生まれるかもしれません。
 「ここを少し削ってみたらどうだろう」「ここに溝を掘ってみるといいのでは」「色を変えたほうがおもしろいね」といった具合に、時と場所にとらわれず、試作品の完成を待たずに、多様な才能を集めてのコラボレーションが気軽にトライ出来るでしょう。

 他にも、物体指紋認証技術による「真贋判定」を用いれば有田焼ブランドの価値の維持向上にお役に立てるかもしれません。
 これはスマートフォンのカメラで撮影した、人間の目では認識できない表面の凹凸等のパターンを、事前に登録しておいたデータベースと照合することで、その製品の真贋を高精度に識別出来るNEC独自の技術になり、製造業等で幅広く活用されています。

 長い歴史と高い技術の維持と地域の活性化のために、ITがお役に立てることはもっともっとたくさんあるはず。私たちの探求は続きます。

 次回は和歌山県の取り組みをお届けする予定です。

(By NEC IT風土記編纂室 R)

産経デジタル SankeiBiz編集部
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